レトルトカレー見聞録

カレー好きの筆者(アラフォー子持ち)が世に存在する様々なレトルトカレーを実食しその魅力を発信しつつダイエットを綴ります

甥のこと

今日は甥について書こうかと思います。

 

というのも現在帰省中の我が甥、その生い立ちやDNAに反して女性に誠実である側面があり、そんな亀梨和也崩れの彼につい先日感心したばかりであるからです。

 

我が甥、未婚の母である我が姉のもとに生を受けたのが早2○年前。当時同棲中の彼氏Aとの間の子を身籠った姉、話し合いを重ねるうちにAとの未来が見えないとのことで未婚出産を決意。Aは自身が定職に就き安定し結婚を、と考えていたようですが、何の相談もなくバイトを辞めてきたAを見て

 

「こういった局面で重大な決断を一人で下すような人とは暮らせない」

と悟ってしまったようでした。

 

 

さて女癖の悪いA,同棲中にもちょこちょこ浮気をしておりましたが彼女妊娠中にも浮気。相手はバイト先に通い詰めていた女子高生でした。繁殖能力の高いAは同時期に二人を孕ませ(甥の方が半年早い)、浮気相手両親から高校生を孕ませた責任をとれと詰められたことを機にそちらと入籍→音信不通モードに突入しました。(後から聞いたところによると、我が姉も妊娠していることを知ったJKが携帯を取り上げ動向を監視していたようです。自分がしたことがわかっていたようですね)

 

 

何ら事情がわからない我が一家、とりあえずその存在(オスチンパンジーA)なんて無視し、ひたすらに新しい家族の誕生を待ちわびていました。無事誕生後、チンピラじみた容姿の我が父が密かにA宅に乗り込み、そこで

 

「娘がお宅の息子の子どもを産んで三か月になるのに顔も見に来ないうえに音信不通と

は何事だ」

 

「金目当てのチンピラ野郎、どこの馬の骨かわからないような奴が脅迫に来た」

 

といったやりとりがなされ、ぶち切れた我が父が一切相手方とは関わりを持たないと決め我が家のみで甥を育てることとなりました。(考えてみればあと数か月で初孫誕生というタイミングでそんなことが起こればそりゃそうなるのかも知れませんが、あの侮辱発言は一生忘れません。たかり、とも言われたのです。しかもA父はAから我が姉の存在を聞かされていたようなんです。そのうえでこの仕打ちです。)

 

 

幸いにも結婚相手両親が商売をしており割と裕福だったため、Aはちゃらんぽらんでもどうにか生活ができ今では4人のよきパパとなりました。(偶然にも我が夫実家と同じ町会らしくいつ遭遇するのかわくわくしております。)

養育費を払うことなど当然なく、認知もせず、目の前にいる四人の我が子のことだけを考えて生活しているようです。

 

 

一方若干ナルシスト気味の我が甥、自分の父がくそ野郎だとは知っているのですが、どうしても容姿を見てみたく(単にかっこいいかどうか見てみたいだけ)少し興味を持っているようです。(ちなみに甥は完全に我が家の顔です。)

 

 

そんな亀梨崩れの雰囲気イケメンの甥、現在の彼女とは交際5年目。この期間ずっと遠距離なのですが、一度も浮気をしたことがないそうです。(我が甥、成人男子とは思えないほど母親と仲が良く、祖母を大事に思い、叔母である筆者に何でも話します。)

筆者、何度も

 

「浮気しても孕ませるな」

 

と言い聞かせてきました。それに対し

 

「何しにそんなことすんの?」

 

と、素で聞かれました。

女性が多い家族で育った甥、母・祖母・時折叔母がいなければここまでこられなかったとの思いが強いらしく、女性は敬うべき存在だと認識しているようです。勿論彼女は愛おしむ存在だから、なぜわざわざ悲しませるようなことするのか理解不能。また付き合ったからには結婚を考えるのが当然との考えの持ち主のようで、ぶちぎれて別れてもいいようなワガママも全て受け入れここまでやってきました。

 

 

DNA単位でAのクズ因子が組み込まれている甥のこの発言に私は感動したのです。

 

そして先日、社会人一年生の彼女がストレスで疲れ切ってしまっているのを心配した彼はサプライズ帰省をし、プレゼントに手料理にとそれはそれは甲斐甲斐しく尽くしておりました。

 

 

我が姉妊娠発覚時、Aは23歳。今の甥と変わらないくらいです。どうしてこのような差が生じたのかは分かりませんが、甥には同時に二人を妊娠させる器用さはないようです。代わりに、一人とじっくり付き合うことに関しては長けているようであります。

 

この父にしてこの子あり、とはなりえなかった甥、それは人生を己でコントロールできているということだと思います。暑い中冷房にあたりながら打ってたら眠くてしょうがないので本日はこのへんにて。

 

 

 

 

 

 

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