レトルトカレー見聞録

カレー好きの筆者(アラフォー子持ち)が世に存在する様々なレトルトカレーを実食しその魅力を発信しつつダイエットを綴ります

人生について悩む不惑目前

どうも、齢3○にして未だに人生の道筋が定まらない肥満体です。

 

先日、我が夫が内定を頂きました。昨年末から転職活動を始め、四月に転職、五月半ばより転職活動再開、九月より新しい職場にお世話になることとなりました。

 

そうです、現在の職場を五か月でリタイアするのです。

 

 

何故か?それは業界特有のサービス精神から発生する無償奉仕に嫌気が差したからでした。会社の方針、雰囲気、上司、同僚は素晴らしく学ぶことが多かったようですが如何せん社会不適合者の我が夫、自己犠牲のもと労働するなどもってのほかで日に日に精神を病めていきました。(思えば我が夫、その学閥勢力により大手企業社長排出ランキング上位常連の最難関私大卒なのに、労働が性に合わず輝かしい新卒カードを隅田川にぶん投げたような人です。)

 

 

年齢的にも転職市場において脂の乗り切った時期であり、ここを過ぎれば段々と選択肢がなくなるという境界線に立っていた夫、一生を現職種で生きるのかキャリアチェンジするのか考えたうえで後者を選択しました。

 

 

筆者、ここ最近ブログを更新していなかったのは転職サイト閲覧に注力していたからであります。幼児を抱えたワンオペ育児筆者が落ち着いてブログ更新できるのは勤務中のみ、この限られた時間をどのように使おうかと考えたとき転職活動に活用しようと思い立ったのです。

 

 

学生のみなさん、仕事中に転職活動するのもブログ更新するのもまともな社会人がすることではないですよ。このようなことが出来る職場は、当然ながら低賃金という対価しか受け取れません。自分の仕事観、人生観と照らし合わせよく考えて就職先を選びましょう。

 

 

筆者のこの活動、やはり夫の転職の影響は否定できません。筆者、以前綴ったように地方公共団体関係の財団法人に勤務しておりますが、①昇給の見込みなしの最低賃金、②コンプラ意識ゼロ(筆者、労基のホットラインに相談電話したことあります。担当者、あまりの時代錯誤と、就業規則におけるコンプラ意識の無さに驚いておりました)③上を占めるは昭和的価値観の天下り役人とベテラン社員という三重苦で、自身がこの職場にいる意義が見いだせなくなっていました。

 

 

筆者の暮らす田舎町にはまともな就職先がなく、多くの学生は親に促され医療職を目指し、医療職が不向きな学生は地方公共団体職員を目指すという、地元経済活性化という観念が全く見受けられない地域です。かつては勝ち組扱いされていた地方銀行もこのような経済状況では統廃合の憂き目にあい、ますます公務員人気は過熱しております。

 

 

そんな田舎の地方公共団体関連財団勤務の筆者、はた目には優良企業勤務に見えているようですがその実態は上記のとおり。潰れないだけいい、としか言いようがありません。同年代の友達が順調に昇給、昇格していく中で、入社時に言われた「二年目からは契約社員」という取り決めが果たされることなど勿論なく、ただ日がな一日来客を待つばかり。仕事を教えられるでも任されるでもなく、「これ、券売機でいんじゃね?」という業務に従事しております。おかげで体重も増えました。時間が出来たので様々なことを考えることも増えました。

 

 

結果、夫の転職を機に思い切って行動することにしたのです。

 

 

子どもを持つことでキャリアを中断し落ち着いた頃に再開する人は多くいるでしょう。筆者は恐らく一歳児を抱えていることから、今は転職のタイミングではないことは重々承知しております。

 

それでも、です。

 

フルタイムで働いていると思うのです。近所のコンビニの方がよほど条件いいのではないかと、登録販売者取ってドラッグストアに転職した方がよほど率よく稼げるのではないかと。じゃあそうすればいいじゃないかと思うかもしれませんが、ここで問題になるのが「筆者・正社員希望問題」。以前綴った通り筆者は高校卒業時進路未定であり、人生を捨てていた時期がありました。その時、小学校~高校まで一緒だった友人と遭遇し言われたのが

 

「すごいよねー私なんてのーんびり学生してるだけなのに、県外に働きに行ったりなんてしててさーぁ。羨ましいなぁー」

 

と、それまで聞いたことのない甘ったるい話し方で思い切りマウントとられた経験があります。(余談ですが3年ほど前にまたまた遭遇した際何事もなかったかのように話しかけてきたので一瞥し無視しました。大人げないかもしれませんが、私の中で彼女はあの時に死んだのです。)

 

 

その時から筆者はアイデンティティを求め続けているのです。大学に行き英語で司法を学び、予備校講師を務め、母となったパートタイム勤務の今でもなお求めているのです。我が夫、理解できないようでありますがそれは彼には確固たるアイデンティティがあるからでしょう。筆者にはないのです。そしてその不安を容易に埋めてくれるのが収入であったり職業であったりするわけです。

 

 

お分かりになりましたか?

 

 

現職場ではどちらも手に入れる事ができません。ましてや悪条件。転職を考えるのも無理はないでしょう?問題は年齢的に決まるかどうか、子持ちを正社員で新規に雇ってくれるところがあるかどうか...........

 

 

 

 

ふらふら揺れ動くアラフォー筆者、昨年の今日は病院で新生児の我が息子に怯えていたなあと回想しながらまた一つ歳を重ねたことで転職が厳しくなることに憂慮しながら、午後の仕事・ヤフーパトロールに取り掛かろうかと思う所存であります。

 

 

 

 

 

 

甥のこと

今日は甥について書こうかと思います。

 

というのも現在帰省中の我が甥、その生い立ちやDNAに反して女性に誠実である側面があり、そんな亀梨和也崩れの彼につい先日感心したばかりであるからです。

 

我が甥、未婚の母である我が姉のもとに生を受けたのが早2○年前。当時同棲中の彼氏Aとの間の子を身籠った姉、話し合いを重ねるうちにAとの未来が見えないとのことで未婚出産を決意。Aは自身が定職に就き安定し結婚を、と考えていたようですが、何の相談もなくバイトを辞めてきたAを見て

 

「こういった局面で重大な決断を一人で下すような人とは暮らせない」

と悟ってしまったようでした。

 

 

さて女癖の悪いA,同棲中にもちょこちょこ浮気をしておりましたが彼女妊娠中にも浮気。相手はバイト先に通い詰めていた女子高生でした。繁殖能力の高いAは同時期に二人を孕ませ(甥の方が半年早い)、浮気相手両親から高校生を孕ませた責任をとれと詰められたことを機にそちらと入籍→音信不通モードに突入しました。(後から聞いたところによると、我が姉も妊娠していることを知ったJKが携帯を取り上げ動向を監視していたようです。自分がしたことがわかっていたようですね)

 

 

何ら事情がわからない我が一家、とりあえずその存在(オスチンパンジーA)なんて無視し、ひたすらに新しい家族の誕生を待ちわびていました。無事誕生後、チンピラじみた容姿の我が父が密かにA宅に乗り込み、そこで

 

「娘がお宅の息子の子どもを産んで三か月になるのに顔も見に来ないうえに音信不通と

は何事だ」

 

「金目当てのチンピラ野郎、どこの馬の骨かわからないような奴が脅迫に来た」

 

といったやりとりがなされ、ぶち切れた我が父が一切相手方とは関わりを持たないと決め我が家のみで甥を育てることとなりました。(考えてみればあと数か月で初孫誕生というタイミングでそんなことが起こればそりゃそうなるのかも知れませんが、あの侮辱発言は一生忘れません。たかり、とも言われたのです。しかもA父はAから我が姉の存在を聞かされていたようなんです。そのうえでこの仕打ちです。)

 

 

幸いにも結婚相手両親が商売をしており割と裕福だったため、Aはちゃらんぽらんでもどうにか生活ができ今では4人のよきパパとなりました。(偶然にも我が夫実家と同じ町会らしくいつ遭遇するのかわくわくしております。)

養育費を払うことなど当然なく、認知もせず、目の前にいる四人の我が子のことだけを考えて生活しているようです。

 

 

一方若干ナルシスト気味の我が甥、自分の父がくそ野郎だとは知っているのですが、どうしても容姿を見てみたく(単にかっこいいかどうか見てみたいだけ)少し興味を持っているようです。(ちなみに甥は完全に我が家の顔です。)

 

 

そんな亀梨崩れの雰囲気イケメンの甥、現在の彼女とは交際5年目。この期間ずっと遠距離なのですが、一度も浮気をしたことがないそうです。(我が甥、成人男子とは思えないほど母親と仲が良く、祖母を大事に思い、叔母である筆者に何でも話します。)

筆者、何度も

 

「浮気しても孕ませるな」

 

と言い聞かせてきました。それに対し

 

「何しにそんなことすんの?」

 

と、素で聞かれました。

女性が多い家族で育った甥、母・祖母・時折叔母がいなければここまでこられなかったとの思いが強いらしく、女性は敬うべき存在だと認識しているようです。勿論彼女は愛おしむ存在だから、なぜわざわざ悲しませるようなことするのか理解不能。また付き合ったからには結婚を考えるのが当然との考えの持ち主のようで、ぶちぎれて別れてもいいようなワガママも全て受け入れここまでやってきました。

 

 

DNA単位でAのクズ因子が組み込まれている甥のこの発言に私は感動したのです。

 

そして先日、社会人一年生の彼女がストレスで疲れ切ってしまっているのを心配した彼はサプライズ帰省をし、プレゼントに手料理にとそれはそれは甲斐甲斐しく尽くしておりました。

 

 

我が姉妊娠発覚時、Aは23歳。今の甥と変わらないくらいです。どうしてこのような差が生じたのかは分かりませんが、甥には同時に二人を妊娠させる器用さはないようです。代わりに、一人とじっくり付き合うことに関しては長けているようであります。

 

この父にしてこの子あり、とはなりえなかった甥、それは人生を己でコントロールできているということだと思います。暑い中冷房にあたりながら打ってたら眠くてしょうがないので本日はこのへんにて。

 

 

 

 

 

 

息子の誕生日、猫の.......

本日、我が息子1歳の誕生日。

昨日はこっそりダブルワーカーの筆者帰宅時間が22時過ぎていたため、息子ともども実家ご宿泊です。筆者夫は午前様直前帰宅のため、毎週金曜日は実家宿泊がお決まりコースとなっております。

 

本日、筆者在住の北国の予想最高気温30度。

実家から出勤した筆者、夫に扇風機稼働の有無を確認。前日ラインにて扇風機を稼働しハードタイプ保冷剤を用意し猫の熱中症に備えるよう指示していたため、確認のため電話をかける。

 

夫氏、まさかのどちらもしていない。保冷剤は冷え切らなかったためやむを得ないとのことだが、扇風機を回さなくても大丈夫だろうとのこと。

 

 

筆者宅、階段と廊下に窓があり日当たり抜群の南西向き住宅。大丈夫なわけありません。ネットサーファーの筆者、猫は最高気温30度、湿度70%を超えると熱中症リスクがあがるということは承知しておりました。今までは大通りに面した繁華街のメゾネットアパートだったため2階窓を開けエアコンをまわし対応していたのですが、如何せん現在の住宅は住宅密集地の戸建。不用意に窓も開けられず、防犯対策を施した窓の作成に取り掛からねばと思っていた矢先の突然の猛暑日。とりあえず扇風機と換気扇でしのいで次の休日には何とかせねばと画策していたのに.........

 

 

筆者の胸は高鳴ります。

 

 

息子の誕生日を猫たちの命日にしたくない.........................!

 

 

筆者、母に電話をしタクシーにて我が家に向かってもらうことにしました。車持ちで偶然にも帰省中の甥に頼もうにも、彼女との逢瀬に忙しいようで電話に出ないため苦肉の策です。

 

 

いや、可愛い猫たちの命を守るために苦肉も何もありません。何も手を打たずに猫様たちの身に万が一があれば、筆者は一生息子の誕生日を喜べなくなってしまうでしょう。

 

 

なぜ今このようなことを綴っているのか、それは気持ちが落ち着かず気を抜くと落涙しそうになるからです。息子が生まれ、気管が弱めだということが判明してから猫様たちとは半・家庭内別居をせざるをえなくなり、以前のように共生できていないことに申し訳なさを感じていました。息子就寝後の触れ合いタイムも思うように取れずにいたり、とにかく猫様たちには我慢を強いているような気がしてならないなかでの無風・閉め切り・猛暑日の今日。何かあったら後悔しか残りません。多分最悪の選択も考えてしまいます。

 

 

母よ、早く来い。10000円渡すから、猫様たちのレスキューと、ついでに息子のケーキを買ってきてくれ。

 

 

自宅掃除後、筆者会社にタクシーで乗り付け手間賃を回収し猫レスキューに向かう予定の筆者母の到着を待ちながら、未だ到着しない母にいら立ちながら、これで猫様に何かあったらこの感情をどこに持っていったらいいのかわからずやきもきしながら、キーボードを叩いている筆者であります。

 

 

 

 

アンチエイジング派、唯一のアンチエイジング

おひさしブリーフ。ゲッツ!!!

ダンディ坂野さんの人を傷つけない芸風、特に好きではありません。それは筆者が元素行不良児だったことが関係しているのでしょうか................

 

夏の様相を見せる北国のとある田舎町、暑さ対策としてショートヘアにしたものの実はギリ髪を纏めることが出来ない長さが一番暑いという事実に、驚愕の色を隠せない筆者(3○歳)です。

 

 

髪をかきあげながら過ごす午前のひととき、筆者は見つけてしまったのです。黒光りの中異彩を放つ、ダイヤの原石を........!!!!!!

 

 

 

 

 

中学時代はいきがっていたくそ生意気な筆者、髪をライトブラウンに染め上げそのまま高校入試に挑むという破天荒な行動をとり、入学後半年間は誰からも声を掛けられないという悲惨な経験をしました。(余談ですが、筆者の住む田舎では公立志向が強く、また大学進学率も低いことから”出身高校カースト”なるものが存在します。上位校には分不相応な私大の指定校推薦枠があり、晴れてその枠をgetした子は一般受験じゃ歯もたたない大学にすんなり合格していくのです。大学に関しても国公立志向な土地柄なので(それはきっと低所得者が多いから)、指定校の枠が余るという事態も発生したりします。東京の子ども達、競争に疲れたら田舎の高校から指定校で早慶に行こう.......?)

 

 

 

カラーにパーマ、エクステに縮毛矯正.......ありとあらゆる選択を享受しまくった筆者、ある日考えました。これって、持続可能なことなのか..........?

 

 

世の中がサステナブルを意識し始めるずっと前から、筆者は己のお財布サステナブルを考えるようになり、「癖毛と共存・黒髪保全運動」に傾倒するようになりました。

 

 

筆者、黒髪は似合う年代が限定されていると信じております。それはなかなかな年代のladiesが白髪を真っ黒にしているのを目にし、不自然極まりないと思ったことがきっかけでした。(やはり素敵なおばあ様を目指すにはパープルヘア、マストです。)黒髪が似合う限られた期間は思い切り黒髪を満喫し、頃合を見てヘアカラー→憧れのパープルヘアーに移行しよう...............

 

 

 

今、その時が来たようです。光り輝くシルバーヘアーは、パープルヘアーへの扉を開いてくれました。こうしてまた一段、素敵なladyへの階段を昇った筆者、皺・シミ・白髪の三種の神器が揃ったことでもう何も怖くないとスーパーマリオモード突入のまま息子を迎えに行こうかと思います。

 

 

 

 

猫日記第2回: にゃんにゃん失格

恥の多いにゃん生を送ってまいりました........

今回の主役

 

 

お散歩、いつもと違う帰り道......気が付けばそこは見知らぬ土地だった。

 

家に帰れず放浪生活を送ること数か月、自慢のキジ白カラーはただのキジ一色と見間違うほどにまで汚れきってしまい、最早大好きな飼い主さんは私に気づくことはないだろうと悲観に暮れたあの日を今でも鮮明に憶えている。

 

幸いにも、私は人間に恐怖を感じない。だからそれなりに可愛がってくれる人もいた。

しかし私には帰る場所がなかった。認めたくはないが、俗に言う野良猫となってしまっていたのだろう。

 

もちろん嫌う人もいた。そこにいるだけで追い払われ、ぞんざいな扱いを受けたことは数知れず。過酷な野良猫生活で私はみるみる痩せ細り、暖かかったかつての我が家に思いを馳せながら空腹に耐える日々を過ごしていた。

 

 

ある日のことだった。人間に捕まり収容施設へと連行された。そこは衣食住が保障された、いわば野良猫のパラダイスであった。しかし全ての野良猫が収容されるわけではもちろんなく、私のように運良く収容されても、その後の命の保障がされるとは限らなかった。何度も何度もシャンプーされ、私はようやく本来の美しさを取り戻した。

美形でしょ、わたし

 

 

もう迷うことはない。パトロールには行かず(物理的に行けない、ということでもあるが)ここでにゃん生を送ろう。子猫たちが巣立つ日のために躾を施し、彼らがかつての私のようにどこかの家庭で幸せなにゃん生を送ることが出来るように見届けることに我がにゃん生を捧げよう........

 

そんなある日、黒い仔猫がやってきた。どうやら足に個性があるようだ。この仔もしっかりとしつけ、いつかの旅立ちのために.....と、思っていた。しかし彼はその個性から家族が見つからず、気づけば私と変わらない体格の立派な青年となっていた。

 

 

気づいた時には黒い青年はもういなかった。いつのまにやら家族が見つかって引っ越したらしい。私は安堵したと同時に一抹の寂しさを感じていた。

 

人間の入学シーズンである4月を迎え、施設にも生後2か月の子猫が新たに2頭仲間入りした。極寒の地で2月に生まれ、ここまで生き延びた子猫たちの生命力と強運に感心し躾にもより一層力が入る。一頭はすぐに家族が決まり、残されたやんちゃなエセアメショは私のスパルタ教育を一身に受けることとなった。そんな彼も新たな家族が見つかり、施設には静かな時が流れていたある日、私は唐突にキャリーケースに押し込まれたのである。

 

 

お役御免なのか........?

不安に押しつぶされそうになりながら着いた先で、キャリーから恐る恐る出てみると、唐突に左後方から何者かが首元に噛みついてきた。見てみるとあのやんちゃなエセアメショ......!!

お!呼んだ?

........どうやら私の躾は失敗だったようだ。

 

 

同じく左前方にはシャーシャー威嚇しながらこちらにガンを飛ばしている黒い成猫が。もしやと思い近づいてみると、こちらもやはりかつて私が育て上げた黒青年ではないか!!!

え?わたし?

.........やはり私の教育は間違っていたようだ。

 

 

躾係として過ごした期間、およそ三年。

我が教え子たちのその後を見ることなく過ごしていた私は、直近の教え子2頭と家族になったことでその結果を目の当たりにすることとなった。

いや、躾が良かったから仲良しなんですよ?

 

 

 

 

ーどうやら焼きが回ったらしい。引退には頃合だったのかもしれないなー

 

もうしつけ係やーめた

そんなことを思いながら過ごし早三年半。何処よりも居住歴が長くなった我が家の窓辺で、今日も日がな一日街の往来を眺めている。

 

 

注)

三にゃんは人馴れ度合から、恐らく帰れなくなった放し飼い猫だと推測されていました。施設において長年子猫のお世話係として活躍し、今は我が家でゆっくりと過ごしています。ちなみに1キロも太りました。現在ダイエット中です。

 

 

○○のお仕事

皆様いかがお過ごしでしょうか、どうも朝カレー肥満体です。本日は我がファミリーの仕事についてご紹介します。

 

 

長にゃん

長にゃん、既存の製品に新たなる活用法を生み出す「開発担当者」。こちらは夏に向けクッションに冷感パットを取り付けた際、上に乗らず間に入り込むという革新的な活用法を編み出した瞬間を捉えた貴重なショット。

 

 

次にゃん

次にゃん、侵入者に果敢に立ち向かう自称「最強警備員」。写真は一度だけムカデを発見した隙間を毎日警備している姿を捉えた一枚。

 

 

三にゃん

三にゃん、その美しさから見る者を惑わす「魅惑の営業担当者」。その美貌から、時折アメリカのジャンキーのような表情を見せることがあるとは想像もつかない。特徴的な鳴き声もまた聞く者を魅了する。

 

 

四男・人間の息子は「食う・寝る・遊んでうん○する」という任務に日々没頭。深夜勤務の日もあり、時折夜中にも泣き声をあげ業務に従事。

 

 

筆者、財団法人パート勤務。入団時「一年はパート、二年目から社員」と言われ早4年。パート初の産休・育休取得にあたり担当者と衝突&歪曲された事実の流布に憤慨、その他様々な要因も重なり退職を検討。しかし実際問題乳幼児がいるアラフォーのハードルの高さに尻込み中。

 

 

 

筆者夫、自称ブラック企業勤務(三か月目突入)。長らくダブルワーク生活だった筆者、感覚が麻痺しているためどこがブラックなのかいまいち理解できず。しかし一般的にはやはりブラックに分類されると推測。(10:00~23:30、時折振休なしの休日出勤と、手当なしの早出が月4日。日々持ち帰り業務あり)

 

 

世の人々にお伝えしたいのは、

 

地方自治体関連の財団法人はその安定性に魅かれるとは思うが、”成長も昇進も昇給もない、役人OB天下り受入組織”である可能性が高いから気をつけましょう」

 

ということです。実際筆者の時給が上がったのは最低賃金が上がったからの話であり、じゃあ胸を張って時給交渉できるだけの仕事を任されているのかというとそうではないのも事実です。異動して様々な仕事を覚えそのうえで社員へ....という方針らしいのですが、社員は異動なく最低賃金パートが異動です。交通費が定額なので何のために遠方に異動してまで薄給社員の機会を待たなければならないのか、大学中退の筆者には理解できません。

 

 

一つの現場しか知らない社員が大勢いる中で、パートは最低賃金固定交通費で多くの現場を覚えてもらいます、とは日本社会の常識なのでしょうか。ただの穴埋め人事で異動させられたパートが責任のある仕事を任され昇給の機会を得ることなど出来るのでしょうか。

 

 

 

ダブルワークで学費と生活費を捻出しながら勤労学生として20代の大半を過ごした筆者、一般的な日本社会の常識が分からないようです。教育業界に長年身を置いていた筆者、「相手の疑問は徹底的に解消」が世の常だと勘違いしているうようです。苦労はすれどまともな社会生活は送らずにここまできてしまった筆者、どのように立ち振る舞うべきなのか困惑しながらパート生活を営んでおります。

 

 

ただひとつ心にきめていること、それは

 

「外国人への英語対応を任された際は手当を要求する」

 

です。最低賃金労働者(財団内でも数人しかいません)の筆者はそこまでの給料をもらっておりません。筆者と同じ時給の従業員が英語が出来ないとのことであれば、筆者も英語スキル抜きで最低賃金ということになるので当然英語には付加価値がつきます。どうせ頑張ったところで昇給しないならいっそこのままで楽な現場にしがみついてやろうと決めた所存であります。

 

 

 

....生まれ変わったら金持ちの飼い猫になりたいと願う月曜の昼下がりでした。

 

名前倒れのこのブログ

レトルトカレー見聞録、もはやカレーレビューよりも雑記に走っている当ブログですが本日はその要因と今後についてお話ししたいと思います。

 

 

要因は間違いなく生活環境の変化です。息子が生まれ、フルタイムで働きながらワンオペ育児に勤しむ筆者、カレーを食べどレビューする時間が捻出できておりません。

 

 

カレーそのものは最低週3は食べています。今朝もS&B様のケララカレーキットで作った南インドの風薫る芳香なカレーを嗜んでまいりました。大体朝にカレーを食すため考察するに至らず、言い換えればカレーが味噌汁のように実生活に深く溶け込みすぎてしまいレビュー対象にならなくなってしまっています。

 

 

野菜にスパイス、fish or meat.....カレーの可能性は無限大。これだけの食材を一つずつ調理するとなるとおかず品数にして最低3品にはなるだろうものが、カレーであれば1品ですみしかも調理が非常に簡単です。完全栄養食・カレー、そのレビュー頻度が落ちているのと反比例して実食頻度が増しているのは何たるironyでしょう。(ちなみに筆者カレーにはにんじん・じゃがいもは手間が掛かるのであまり使われません。玉ねぎ・トマト缶・カレー粉をベースにお好みスパイスと肉あるいは魚介、季節の野菜を煮込んで作ります。選定基準はキッチンばさみで処理できるか否かです。)

 

 

 

ブログは基本的に職場の休憩時間中に綴っています。そのためどうしてもカレーではなく雑記的な内容になってしまい、このブログ名を返上せねばと心を痛める日々が続いております。

 

 

それでも筆者は「レトルトカレー見聞録」というブログ名で記事を更新し続けるのです。それは親から貰った大事な名前のように、状況次第で変えることなどもってのほかだと考えているからであります。大声で怒鳴り散らすしずか、通知表オール1のできすぎ、機敏なのび太、素直なスネ夫........みんなみんな、生まれ持っての名前を改名することがないでしょう? このブログもいつまでもレトルトカレー見聞録として存在し続けます.........

 

 

 

 

人生の渇望

とてもとても貧乏で、とてもとても常識が通じない両親の元末娘として生まれ育った筆者。幼少期を母の暴言サンドバックとし、そして成人してからは一時期母と姉の金蔓として生きていた時期がありました。(これは筆者の苦難の人生の10%くらいでしかないですが、これ以上は身バレ防止と書くのが億劫な内容なため割愛しますことご了承ください。)

 

 

 

とにかく自分の必要分は自分で稼げとの方針(3兄弟のうち筆者にのみ)だったため高校入学とともにアルバイト生活、大学受験を控えた高3時は父の不倫発覚・離婚→ご近所を巻き込んだ大騒動&メンヘラ化した母のため泣く泣く進学断念、就職もうまくいかず(筆者の地元はド田舎のため、当時は母子家庭は金融系×という風潮でした。学校側から受けるように勧められたので履歴書を提出したところ、就職指導の先生にそのように言われました。)

 

 

「人生は自力ではどうしようもない見えない力が働いている」

 

 

とよく言えば悟り、悪く言えば諦めがついた達観した人生観を会得することとなった18の冬、これから数年間は人生捨てモードに入り退廃的な享楽主義へとひた走っていったのです。

 

 

二歳違いの兄姉が(親の金で)職能短大卒業後就職し順調に社会生活を営む中、筆者には焦りの色が見えてきました。

 

「私には何もない」

 

大学で学ぶにしても実家に頼ることは出来ない(父の口癖は「金で迷惑をかけるな」)、働きながら通えて何かしらのスキルを身につけなければという理由から選んだ母校は海外大学の東アジア分校。オンライン・オンサイト併用の夕方開始授業、更に講義ごとに授業料を支払うスタイルが希望にドンピシャした筆者は海外経験もないままにアメリカ人の同級生に交じって授業を受けることとなりました。

 

 

初め2年は壁の花、3年たってようやくディスカッションに参加できるようになったのも束の間、専攻科目の講義開講が何度も何度も延期され、終いには閉校と憂き目にあい卒業を断念。ダブルワークで支えた学生生活はあえなく中退という形で幕を閉じました。

(海外生活の経験がないのでスピーキング力はそんなに高くないです。)

 

 

 

時が経ち母となり、息子を育てながら充実した毎日を送るなか、ふと感じる瞬間。

 

 

「私には何もない」

 

 

優遇され続けてきた兄弟に対して時折感じる嫉妬は息子を可愛がってくれている姿を目にすることで消化されますが、自身の人生の消化不良は人生の新たなるステージに進んでもなお心の中で渦巻いております。

 

 

何かが満たされない。こんなに活力溢れているのに、紙巻タバコから電子タバコに変えたことで心肺能力が改善し走ることに初めて楽しさを感じることができるようになったのに、猫たちが毎晩癒してくれるのに、何かが満たされないのです。

 

 

それはひとえに私が前向きになった証拠だと捉えております。働きづめだったころと違い時間に余裕が出てきたことで、考える機会を得て人生について真剣に向き合うようになりました。同時に、自分が何をしたいのか・求めているのかもぼんやりながらも見えてきたことが上記のような感情を湧き上がらせる要因だと認識しています。

 

 

充実した毎日における渇望、それはかつてlet it be 人生を歩んできた筆者が前進するために必要な原動力。何かしら心境・状況の変化とともに訪れるその感情は、一見悲観的ながらも筆者の人生に張りを与えてくれます。

 

 

私には、何もありません。

 

 

 

 

霊長類考察シリーズ第3弾: ネコ科と霊長類

霊長類考察シリーズ第3弾、今回の考察対象は「3歳次女を虐待の上死亡させた色狂いメスチンパンジー」です。動物園関係者様、動物学者様には「チンパンジーの生態も知らないくせに」とお叱りを受けそうなのは覚悟の上で書き綴っております。

 

 

 

事件概要は

メスチンパンジー、オスと知り合い同棲開始→昨年末次女に暴行、その結果太もも骨折したのに放置→次女、その後脳損傷で死亡

 

というものです。最近よく目にする児童虐待事件です。息子の夜泣きによりストレス8合目の筆者は実にギリギリのreal faceを生きているなと日々感じていますが、一歩間違えるとこのようになってしまうのかと震撼し、また踏みとどまっているからこそ人間であるのだなと実感しております。

 

 

 

猫と暮らしながら感じるのは「彼らは前世で徳を積んだ人たちの生まれ変わりなのかな」ということです。これは我が家のにゃんこたちが仲良しだからそう思うのかも知れませんが、常に一緒で喧嘩もなく、人間には可愛がられ、快適な生活環境を提供されているのを見るとそう思わざるを得ないのです。仏教では救いが少ない世界と言われる畜生道、しかし家畜化された動物がペットとなり家族へと変化した21世紀においては天道と化したのではないでしょうか。

 

 

 

 

人間道に紛れ込んでいる畜生、即ち霊長類。たちが悪いことに、より高度化したメスとしての本能に支配されてしまった今回の霊長類は、本能でオスを求め、その結果自らの子を死に至らしめるという繁栄の観点でいうと真逆の行動に走ったのです。本能としてならば本来実子は遺伝子を残すため保護すべき対象でありますが、悲しいかなチンパンジーは性欲が母性を勝り、オスとともに愛おしい我が子に対して虐待を繰り返すという畜生の行動をとっていました。

 

 

我が家の猫たちをご覧ください。皆同じ施設出身ではありますが年齢はバラバラ。子猫期にやってきた次男サバ白は長男黒い仔の愛情を目いっぱい受けすくすく成長しました。この仔たちには勿論血縁関係はありません、ということは畜生理論でいったらお互いが子殺し対象であり対立関係であるのが一般論です。(子殺しに関してはインドのサルに見られた事例を元にしています。猫にも同様の習性があるようですが........)

 

 

 

 

しかし我が長にゃんはセンターでも有名な世話好き子猫好きだったため、初対面からそれはそれは大切に次にゃんを育て、三にゃんキジ白の加入後は2頭で切磋琢磨しながらにゃん育てに勤しんでおりました。彼らは宦官化したことから生殖本能を失った代わりに同種の赤子を我が子のように愛おしむという、(オスなのに)母性本能が芽生えたのでしょう。精神的に安定し、仲間を愛おしみ思いやる気持ちを持った猫たちを見ていると、人間道に紛れているチンパンジー達にも同様の処置を施すことで無用な子殺しが無くせるのではないかと浅薄ながらも思ってしまったりするのです。

 

 

人とチンパンジーの分かれ道、それは理性と想像力の有無ではないでしょうか。

 

 

 

人は生まれながらにしてチンパンジーではありません。環境から何を学ぶのか、何を教えられるのかにより分岐点に立つのです。素晴らしい環境下で学ぶことが出来る人間はそもそも分岐に来ることなどないかもしれませんし、劣悪な環境下でも多くを学び糧にすることで正しい道を歩む人間もいます。

 

 

このメスチンパンジーはオスと同棲した段階で畜生化したのでしょう。常に瀬戸際だったようですが確定してしまったんですね。オスチンパンジーに関しては逮捕されたことで人間に捕獲されたのがよほど怖かったのでしょうか。自死という、人間の目には無責任に映る選択をすることで、異種である人間からの解放を選びました。

 

 

 

逮捕されたことで人間の弁護人が付いたこのメスチンパンジーにはどのような結末が待ち受けているのでしょうか。

 

 

天道の猫たちはその行方を見届けたいと思っています。

レトルトカレー見聞録子育て日記第3回:私と息子

夜泣きboy我が息子、1時間ごとの5分グズリから効率を重視したのか1時間ぶっ通しぐずりへと仕様を変え早2日。筆者は常に眠気と格闘する昼下がりを過ごしております。

 

 

 

今までダブルワーク・勉強(勤労学生でした)・自立した生活(高3より一人暮らし)のトリプルヘッダーをこなしてきた筆者、その全てが自身の努力で完結できたものばかりだったため、子育てのようにそれではどうにもならないことに直面し育児に対する認識の甘さを確認することとなりました。

 

 

 

筆者、基本的に他人にアドバイスもしなければ何かを勧めることもなく、同時に他人にアドバイスを求めることもしないという完全なる自己完結型人間です。趣味、思考、嗜好はそれぞれであり自身で追求するのが一番効率的だと考えているのですが、そんな中でも参考になる意見には耳を貸すだけのことは出来ます。

 

 

 

そんな筆者、かつてある人の意見を感心しながら聞いていたら別のある人に「自分がない」と見当違いなお叱りを受けたことがありました。曰く「相手の意見を参考にしようとしているというのは自分の軸がない人間だからだ。確固たる自分がある人なら自身の意見を述べ相手に理解してもらおうとするはずだ。」とのこと。筆者は相手の意見を参考にするというのではなく、様々な思想の持ち主とその思考を理解することで余計な衝突を避けよう、そのうえで参考になるならしようと考えていたのですがどうやらそれは風見鳥に見えていたようです。これが出来るのは逆に頑固で人の意見を聞かないからこそであり、寧ろ持論で喧嘩吹っかけるのは自分に自信がない証拠だと考えております。

 

 

 

 

 

現在、育児中。それは上記のような自己完結・頑固融合型では対処しきれないことであり誰かに助言を乞う必要が出てきています。如何せん根底は自己完結型の筆者は大きな壁にぶつかっております。

 

 

 

 

助言・提言必要なし、己のことは己で決めたいと思う一方で、息子は己ではないため育児経験者の話を聞くことが息子のためになるかも知れないという葛藤。

 

 

 

 

 

あの時筆者を非難した人が霊感商法にはまっているのを知り「お前の言う確固たる自分ってそれかよ」と嘲笑する一方、三大宗教の教えから育児指針を見出そうとする矛盾。

 

 

 

 

考えすぎて考えすぎた末決めたこと、それは

「人の話は聞かず、自分の意見は押し出して、押し切る」

という、息子に一番真似してほしくない最低な結論に至ったのでありました。

 

 

 

 

こうするからには明文化しないとそれこそただのわがまま社会不適合者になりかねないので、現在育児勅語を作成中です。一応意見を聞く耳は持っているので我こそはという育児経験者の皆様、ご意見募集しております。

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