レトルトカレー見聞録

カレー好きの筆者(アラフォー子持ち)が世に存在する様々なレトルトカレーを実食しその魅力を発信しつつダイエットを綴ります

10日目:カレー職人 老舗洋食カレー

レトルトカレー見聞録第10回、今回紹介するカレーは「グリコ・カレー職人老舗洋食カレー」です。

 

前回レポートした「欧風カレー」と「洋食カレー」の違いが正直わかっていない筆者、今回は2者の違いをカレー職人に伝授していただきたいと思います。予備知識として分かっていること「洋食カレーは和洋食、欧風カレーはヨーロピアン」という文字通りの解釈しかできていない現状を打破すべく、舌をアルコール消毒したうえで挑みます。グリコ様、私めに2者の違いをご教授下さい!

 

では、パッケージ拝見。

 

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カレー職人には珍しいwithout table cloth です。代わりに木目調のテーブルが洋食レストランを彷彿とさせます。きっと皆さんの思い出の中には幼き日両親と共に訪れた洋食店の風景が焼き付いているのではないでしょうか。オムライスにエビフライ、ハンバーグ…お子様プレートに乗っている数々の洋食は永遠に私たちのheroです…

 

筆者には仕事帰りのサラリーマンが立ち寄る焼鳥屋の座敷席でビールを嗜む両親と共に焼き鳥と自前おにぎりを食らった幼き日の記憶が残ります。未だに洋食レストランは高級で敷居が高い印象が強く、1食に1500円以上は出せない貧乏性であります…

 

様々な感情が渦巻く中カレーに目をやると取り敢えずマッシュルームが見えないのでこれが欧風カレーとの一番の違いなのかと視覚にて確認。内容物には一体どのような違いがあるのか楽しみにしながら…

 

では、考察。

 

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老舗洋食カレーは鶏肉を用いるようです。やはりマッシュルームは欧風カレーの専売特許なのですね。気になったのは赤ワインの文字。ハヤシライスに赤ワインは必須要素ですがカレーでは聞いたことがありません。日本生まれの和洋食・ハヤシライスを踏襲したカレーであることが容易に想像できます。期待値は上がるばかり。

 

幼少期作れなかった洋食レストランの思い出、齢30目前にて北国のアパート2階で新たに作ろうかと思います。両親の代わりに私を洋食の世界へと誘ってくださいグリコ様!!!「グリコ・カレー職人老舗洋食カレー(170g)」、

 

いざ、実食。

 

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全く別物であった、欧風カレーとは。一口目にふわぁっと感じるデミグラスが明治時代のコックたち然り全国民が西洋に追いつけ追い越せと苦闘していた当時の活気ある日本の情景を鮮明に映し出します。

 

欧風カレーが鹿鳴館の晩餐会であるならば老舗洋食カレーは子供のお誕生日会。馴染みのある高級感は少し大人になった子供たちを味覚の点から一つ上の世界へと導きます。しかし決してハヤシライスに収まらない、あくまでカレーなこの一品。私、このカレー好きです。派手さはないが意地を感じられる、まさに日本人を象徴しているかのようなカレー。

 

赤ワインとカレーのコラボレーションに胸打たれつつ、残る1つのカレー職人に多少の寂しさを感じながら明日のカレーへと望みを繋ぐ…

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