レトルトカレー見聞録

カレー好きの筆者(アラフォー子持ち)が世に存在する様々なレトルトカレーを実食しその魅力を発信しつつダイエットを綴ります

8日目:カレー職人なすとトマトのカレー 中辛

レトルトカレー見聞録第8回、本日紹介するカレーは「グリコ・カレー職人なすとトマトのカレー」です。

 

実はレトルトカレーを買いだめして南海トラフに備えている北国在住の筆者、定期的に賞味期限メンテナンスを実施することでいざという時「開封する勇気」という必要以上の精神的負担を受けないようにしています。

 

きっと前回renewal時には行きつけのドラックストアで安かったのでしょう。カレー職人たちの芸が光る個性的なラインナップが食糧庫に並んでおりました。ここからはカレー職人シリーズと称して全4回に渡りその奥深い魅惑の世界についてレポートしていきます。

 

では、パッケージ拝見。

 

f:id:retort-curry:20181208140729j:plain

 

ナスコンのテーブルクロスにはナスが所狭しとその居場所を求めるかのように鬩ぎ合っているカレーが。確認した限りで目視できる具材は全てナスとトマトであることがわかります。ガンガンに石油ストーブを焚いている北国の室内において夏野菜の代表格・ナスとトマトを味わえるのは食品加工技術の発展のお陰であると先人に敬意を表さずにはいられません。

 

実は生トマトが苦手な筆者、矛盾するかのように好物はトマトベースのインドカレーとトマトソースパスタなのであります。トマト加工品の魅力に気づいたきっかけが前者のインドカレーであり、今ではトマトなくしてカレーならずとまで考えるほどトマトとカレーの「酸味・塩味・辛味・甘味」が生み出す味覚のハーモニーの虜になってしまった訳です。

 

では、考察。

 

f:id:retort-curry:20181208140755j:plain

 

「名称・野菜カレー」その言葉に偽りはありません。

 

このカレーには肉が一切使われていないのです。ラードとポークブイヨンがなければこれは立派なハラール食ではないかなどと浅薄な知識で邪推してしまうほどです。

 

また以前よりグリコ様のカレー原材料を考察していて感じたのが「限りなくシンプルな材料で構成されている」ということです。

 

筆者はルーを使わずカレーを作ることが大半なのですが、その際に使う材料とほぼ変わらぬ材料が上位を占めていることが多く、材料構成からそのカレーにかける熱い情熱を窺い知ることが出来るのです。上部に見える「華やかな味わいのカレー」という一言が全てを物語っています。カレーに「華やかな」という形容詞を臆することなく使うのはその情熱の表れでしょう。北国の冬に食す夏野菜カレー、「グリコ・カレー職人なすとトマトのカレー(170g)」

 

いざ、実食。

 

f:id:retort-curry:20181208140817j:plain

 

特筆すべきはその芳香な香り。トマトの甘い香りが辺り一帯に広がります。期待に胸膨らませながらの一口目。ああ、甘い。トマトの甘さは嗅覚のみならず味覚にもtry outしてきました。

 

そしてさすがは天下のグリコ様。一歩間違えると単なるハヤシライスで終わりそうなこのトマトの甘味をしっかりとしたスパイスでカレーとして成立させているのです。

 

そうです、これはトマトが全てを包括している「カレー」なのです。その存在をアピールしているナスと共に頬張ればまさにそれは「田園風景広がる山村の古民家カフェで頂く農家さんお手製夏カレー」。

 

f:id:retort-curry:20181208140841j:plain

 

筆者が作るトマトカレーほど酸味が強くなく、スパイスも尖っていない。互いに調和していく中で少しだけ大きな役割を担ったのがトマトであり、その存在なくしては決して成立しないカレー。本物のトマトカレーとはこういうものなのか…筆者が自身の未熟さを痛感せざるを得ないカレー、ここにあり。華やかなカレー、ここにあり!

 

カレーの奥深さに更なる魅力を感じ、明日はどんな未知なる出会いが待ち受けているのかを楽しみにスプーンを置くとしよう…

 

 

spocered link