レトルトカレー見聞録

カレー好きの筆者(アラフォー子持ち)が世に存在する様々なレトルトカレーを実食しその魅力を発信しつつダイエットを綴ります

14日目:MCC食品 カリーライス専門店エチオピア ビーフカリー 激辛

レトルトカレー見聞録第14回、今回紹介するカレーは「MCC食品・カリーライス専門店エチオピアビーフカリー激辛」です。

 

筆者自宅の徒歩圏内のセブンイレブンにて半額となっていたこの一品。夏の終わりと共に役目を終えた激辛カレーたちは入り口付近の割引商品陳列棚にて静かに、しかし確かに暖かい手が差し伸べられるのを待ち望んでいました…

 

前回レポートしたLEE20倍と共に我が家にやってきたエチオピア。定価であれば間違いなく購入しないであろう強気な価格設定に尻込みしてしまい今日まで日の目を見ることがありませんでした。そろそろ脳天を突き刺すようなスパイスの刺激と外食カレークオリティーが恋しくなってきた筆者、意を決してエチオピアに手を付けることにしました。今日まで手を付けずにいたのは偶然ではなく必然でしかない様な因果を感じながらレポートしていきたいと思います。

 

では、パッケージ拝見。

 

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気合しか感じられないパッケージ。全体におけるカレー比が3:1という主役の存在を最小限にとどめたパッケージは、一見するとその容貌から街中で配布されている思想団体のビラを彷彿とさせます。

 

まずはカレー激戦区神保町で30年にも及ぶ長きの間変わらぬ支持を受け続けている「エチオピア」の尊さを全国のカレーファンに認識してもらおうという、MCC食品様の敬意の表れではないでしょうか。中島みゆきと共にエチオピア創業者の苦難の日々が語られる番組が今にも始まりそうです。「激辛・お店での10倍相当」と書かれており当然筆者は店舗にて頂いたことがないためその辛さが想像できないのですが、ルーの色、濃さから結構な辛さが期待できます。このとろみは小麦粉ではないだろうと推測しながら…

 

では、考察。

 

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やはり小麦粉を使用していないようです。何を隠そう筆者はカレー好きが高じて小麦粉を使わないカレー作りを研究していた過去があるのですが、すりおろし野菜やトマトを煮込むことでコクと独特の重さあるとろみを生み出すことに成功しました。写真を拝見した際こちらのカレーから同様の手法が用いられているのではないかと予想したのですがどうやらそのようであります。

 

この手のカレーは野菜の風味が小麦粉に邪魔されることなく更に濃厚さを増した濃く深い味わいとなってカレーに存在していることから一口目のインパクトが予想だにしないものになるのです。

 

セロリとにんじんという香味野菜がふんだんに使われていることから筆者の胸は高鳴るばかり。玉ねぎの産地・淡路島を有する兵庫県に本社を置くMCC食品様の「ソテードオニオン」にも期待したいところです。鈴木堅司オーナーシェフとMCC食品様の「全国の皆様に手軽に本格的なカレーを楽しんでほしい」という情熱を一身に背負った「MCC食品・カリーライス専門店エチオピアビーフカリー激辛(200g)」、

 

いざ、実食。

 

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ぽてっとしたルーは煮込まれた野菜たちの競演により実現した贅沢の証。半固体のルーを頬張れば突き刺すような辛さを感じますが、香味野菜の爽やかな風味が痛覚だけではなくしっかりと味覚も刺激するのでどんどんスプーンが進みます。

 

チリペッパーが主体なのか直接的な辛さではありますが、決してそれだけで構成されているカレーではありません。独特な味わいのカレーは食べる者を魅了すること間違いなし。これぞカレー激戦区東京神田神保町にて長年その人気を保ち不動の地位を築いたエチオピア。その味を再現したMCC食品様にも尊敬の念以外浮かびません。

 

…と店舗未食の筆者が北国から熱弁するという矛盾を孕んだ現状に違和感を覚えながら「これで10倍なら20倍は相当なものだろう…東京はやはり怖いところじゃ…」と最後の上京時、上野のDoCoMoショップ前で酔っ払いに拉致されそうになった出来事を回顧しながら、念願の刺激を得た舌と共に眠りにつく…

 

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