レトルトカレー見聞録

カレー好きの筆者(アラフォー子持ち)が世に存在する様々なレトルトカレーを実食しその魅力を発信しつつダイエットを綴ります

16日目:S&Bネゴンボ33 ラムキーマ&チキンカレー

明けましてカレー日和。

 

レトルトカレー見聞録第16回、今回紹介するカレーは「S&Bネゴンボ33・ラムキーマ&チキンカレー」です。

 

北国ではあれども、決して北海道出身ではない筆者ですが、物心ついた頃には「焼肉=ジンギスカン」という家庭に育ったことからラム肉は大好物。一度だけインドカレーレストランにてラムカレーを頂きその味に「やはりラムは心の故郷」であると実感したのでありました。

 

成人し初めて牛カルビを口にしたその日以来ラム肉との関係性は大きく変化しましたが、やはり味覚は正直。今回はそんな思い出深いラム肉をキーマにしたというカレーを頂こうかと思います。

 

では、パッケージ拝見。

 

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ラムとの思い出語りに熱中しご紹介が遅れましたことをお許しください、エスビー食品様。スパイスとハーブはもちろんS&B様で決まりですね。筆者の近所のドラックストアでスマートスパイスのホールクミンを販売していた時はよくお世話になりました。あんなに低価格でホールスパイスを販売できるなんて流石スパイスに自信と誇りを持って取り組んでいるS&B様なだけあります。

 

そしてこちらのパッケージバランスの素晴らしいこと。カレーを中心に据えその上に商品名等々が記載されているのですが、決してカレーを邪魔することなくまとまりを見せるパッケージ。また、左右両側面にまで印刷されているカレー画像は斜めからパッケージを確認した際3Dとなりより臨場感を持って私たちにその魅力を伝えてきます。斜め右45度で直立したパッケージとコーヒーを給すればそこは埼玉西所沢・ネゴンボ33の世界です。

 

では、考察。

 

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合いがけたるもの、レンジ調理はご法度。盛り付けも拘りの center rice.

 

原材料を見てみると小麦粉を使わない本格派カレー。チキンカレー・ラムキーマカレーともに使用されている材料に大きな違いはないのですが順位が異なっていることからここが店主の腕の見せ所となっているわけですね。配合のみで違いを表現、それは容易なことではありません。お母さんの隠し味・ケチャップ&ソースコンビだって決して一定量で配合されているわけではないことを考えると如何に難儀なことか想像するにたやすいことでしょう。中華スパイス・花椒とインドスパイスが生み出すハーモニーに胸弾ませながら…「S&Bネゴンボ33・ラムキーマ&チキンカレー(180.2g)」

 

いざ、実食。

 

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挽肉というのはその肉が持ち合わせているコクや独特の風味を強く感じることが出来る、言わば king of meat ではないでしょうか。こちらのカレーも同様、ラム挽肉がその独特の癖を存分に発揮し食べる者の舌を魅了します。ラムに抵抗がある人は正直この癖に knock out、同時にラムloversもこの癖にknock out です。花椒と共に頬張ればラムの風味がスパイスの香りと調和し新たな一面を味わうことが出来ます。

 

ということは、あと4通りの味を楽しむことが出来るということか…沸き上がる胸の高鳴りは隣室の住人に注意されてしまいそうな勢いで大きな鼓動となり筆者に襲い掛かります。行くぞ、チキンカレー!!!…うん、こちらから頂くべきであった。

 

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ラム花椒コンビの圧倒的存在感を前にその特徴を伝えきれないチキンカレー。辛さに直結しないスパイスの豊かな風味を感じることは出来るのですがやはりラムの風味には叶わず…花椒をかけてみるものの…ここは「店主お奨め食べ方極意」の出番ではないか…?よし、混ぜよう、混ぜてしまおう!…美味しい。すごく美味しい。正直ラムloverではありながらこのままいくとラムの癖に飽きてしまいそうな予感がしていた筆者、余してしまうかもしれなかったラムキーマをこのような形で救い出してくれるとは…ここにチキンカレーの神髄を見ました。花椒も合わせると更なる味わいに。美味しいなぁ…流石は噂の名店だぁ…daffundah…

 

2019年はカレー紀行ならぬ神保町カレー旅行に出ようと新年の誓いを立てた筆者、貯蓄計画を立てつつ近場のドラックストアで半額になったカレーを購入しようかウェルテルを彷彿とさせるほど悩みながら明日へと生きる…

 

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