2日目:ローソンセレクト・ビーフカレー(中辛)
レトルトカレー見聞録第2回、本日紹介するカレーは「ローソンセレクト・ビーフカレー(中辛)」です。職場の向かいがローソンということから半ローソンマスター化している筆者、以前よりローソンセレクトのカレーには高い関心を示しておりました。
陳列棚に目を通し各辛さの特徴を確認。こちらのビーフカレー、面白いことに辛さに応じてキャッチフレーズが違うんです!そんな中激辛好きの筆者の心を捉えて離さなかったのが“中辛”のキャッチフレーズであります。
では、パッケージ拝見。
私が心惹かれた文言、お分かりになりましたか?
「玉ねぎ・にんにく・チーズと牛肉の旨味」、この寸分の隙もない殺し文句、初めて見たと言っても過言ではないのではないでしょうか。まず玉ねぎ、料理にコク・深み・旨味を出す際の必需品ですね。
筆者は玉ねぎのストックがなくなると料理をする気が一気になくなります。
次ににんにく、筆者のカレーにはマストアイテム。このにんにく・玉ねぎというコクだしゴールデンコンビに乳酸菌の王様・チーズが加入し「カレー縁の下の力持ちトリオ」が完成しました。写真後部に見える控えめだがその存在感をしっかりとアピールしている玉ねぎが期待値をあげています。
では、考察。
まさかの「玉ねぎ、スタメン野菜落ち」。動揺を隠せない筆者、自分を落ち着かせながら原材料に目を通していきます。オニオンパウダーの文字を目にするのは9番目、その後12番目にガーリックパウダー、みそに次いで14番目にチーズパウダーの文字が続きます。
とここで筆者、あることに気が付きます。玉ねぎにはにんにく・チーズとともに完全なる裏方を任せ、ここはビーフ・じゃがいも・にんじんに花を持たせようとしているのではないか。そう考えるとこの縁の下トリオの順位なども納得。決して主張し過ぎず、お互いの長所を高めあい最善な結果を導き出そうとしている…
間に挟まれる「みそ」が気になるところではあるが、これももしかしたら縁の下トリオ候補だったのではないか…?カレーにみそ、全面的に押し出すわけにはいかない、じゃあ縁の下トリオの間に位置させることで、原材料マニアたちに少しでもその存在に気付いてもらおう…そんなサンハウス食品様の粋な計らいが見え隠れする「ローソンセレクト・ビーフカレー(200g)」
いざ、実食。
ところで、サンハウス食品という社名とパッケージに見えるハウス食品のロゴとの関連性を疑ったあなた、その高い推測能力には名探偵○ナン君も脱帽です。サンハウス食品はハウス食品の連結子会社でレトルト商品製造を請け負っています。商品ラインナップを見てみるとこれから大いにお世話になること間違いなしです。この記事をご覧のハウス食品関係者様、連絡お待ちしております。
話を戻してカレーのfirst impressionです。
まろやかな口当たりのカレーですが、全体的に味がしっかりしているためご飯との相性の良さを予感させる味わい。スパイスではないこのコク深さの正体はチーズであることが容易に想像できます。更にチーズと同じ発酵食品であるみそが後押ししていることは間違いないでしょう。
ゴロゴロ具材。108円のカレーとは思えない具材の量。じゃがいも、にんじん。期待の牛肉は未だお目にかかれず。
冷めてきた頃、ある変化に気づきました。カラメルのような何か香ばしい風味が強くなってきたのです。この正体は…?おそらく原材料ランキング11位のブラウンルウではないか!?
場面に応じて変化するその様はまるでカモフラージュにより生きる術を身に着けたカメレオンのよう!このビーフカレーの末永い栄華を期待しつつスプーンを置くこととしよう…
あ、牛肉だ!豚肉カレーが多い東日本でも特に豚肉カレー率が高い地域に生まれ育った筆者、最後に出会った牛肉に今後の自身の幸運を感じ幸福の中で明日へと向かう。
残りのルーはおかわりライスと共に…