レトルトカレー見聞録

カレー好きの筆者(アラフォー子持ち)が世に存在する様々なレトルトカレーを実食しその魅力を発信しつつダイエットを綴ります

選択肢を持つという事

時は午後八時半。

一時間前に息子が就寝し、九時に食事タイムのにゃんずの飯飯攻撃をやり過ごしながら更新しております。ダイエット宣言をしたので毎日の食事と運動の記録を綴ろうかと思ったのですが、スマホからの画像転送方法がいまいちわからず夫帰宅後案件になるため、雑談を綴ることにいたしました。冗長なうえ結論が見えない記事ですが、お付き合いください。

 

 

 

我が家には小さな小さなテレビが一台あります。ハイハイ絶頂期の息子にはその存在が確認できない位置に、リビングに設置するとは到底思えない大きさのテレビが一台のみです。

 

我々夫婦はこのテレビを主にyoutubeTver、BS及びNHK観賞用に利用しています。我が家はNHKの受信料に謝礼を追加してもいいほどに公共放送にお世話になっております。

 

 

リアルタイムで見るのはz○pくらい。それも内容を楽しむのではなく、”水卜アナが朝飯食べ始めたら七時””健二郎がDIY始めたら出発”のように、まるで田舎で流れる時報音楽のような利用方法です。(ちなみにこれは筆者実家でも同様の目的でズームイン朝を利用しており、結果として物心ついた頃にはマイナスの概念を理解しておりました。あの温度計と全国中継は後の絶対値の概念と地方ごとの気候の違いを学ぶ上で非常に有益だと思うのでぜひ復活してほしいものです。)

 

 

 

もちろん我が息子はテレビの存在を知りません。いや、正確に言うと自宅におけるテレビの存在を知らないのです。というのも我が母は超テレビっ子なので、必要もないのに一日中テレビからの雑音を垂れ流しているためテレビそのものの存在は理解しております。(息子は週2で実家に行きます。)しかしそれはあくまで我が実家に行った際に目にするものであり、自分の日常には存在しないものと考えているようです。証拠に、NHK教育の子供番組を目を輝かせながら凝視し奇声を発しています。(やはり偉大な公共放送)

 

 

 

一方、夫実家は真逆であり、夕方に地元ニュースを見て一日を締めくくる程度にしかテレビをつけません。筆者が夫実家に居心地の良さを感じるのはきっとそういった静かな環境なのでしょう。

 

 

 

 

 

お話好きな義母とはひたすらに話し続けます。お互いの近況から家族の不満まで、それはそれは様々です。あまりにどストレートに聞いてくる義母にたまに面喰いヒートアップしますが、それに対して筆者が不快感を直球で表現しても受け入れてくれる義母です。両家顔合わせの後、母に「嫁姑問題で苦労するようなお母さんじゃなくてよかったじゃない」と言われたほどに合理的で洗練された義母です。筆者のような性格にはぴったりでしょう。

 

 

大幅に脱線したので本線に合流しようかと思います。

 

 

かつては三種の神器と言われ、それがあることが富裕層の象徴でもあったテレビ。

 

しかしメディアが発達した現代においては数ある選択肢の一つとなっております。

 

代わりに台頭したのがSNS。

人々は誰もが有名人になる機会を得、自らの私生活をさらけ出しそれを認められることで己の存在意義を確固たるものにしようと切磋琢磨しています。

 

まるでそのようなことに興味のない筆者、気づけば友達から浮いてしまい愛想笑いを浮かべるだけになっていました。

 

理想の生活をしている自分と同じ”一般人”の誰かのSNSをフォローし、プライベートを覗き込むことで、”手の届く理想”に思いを馳せる友達。

 

極貧の機能不全家族に育ち、目に見える現実こそが全てと考える筆者。

 

極貧育ちのため物理的な欲求(カレー除く)が乏しく(というより叶わないとわかっていたためそんな欲求は持つだけ無駄だと考えておりました)、書籍やインターネットから得られる知識について議論をかわすというお金のかからない遊びを夫と興じる筆者。

 

 

グルメにファッション、輝かしい世界に憧れを抱き洗練されたライフスタイルを追い求めその話題を共有し続けている友達。

 

 

各々が好きなものを追い求めるのは当然だと思うし筆者も誰に何を言われようともこの遊びをやめるつもりはございません。

 

 

 

しかし、共有できない話題を、さも皆の関心事をシェアしているかのように発信されると筆者は困惑するのです。

 

受信先の一人になっているということは私も興味を持っていると思われているのだろうか。否。しかしここで反応しないことで接点が薄れますます話題についていけないことになるのではないだろうか。

 

数年前に皆と話題が合わなくなってきていると言われた筆者、誘いの声もかからなくなりそれでもいいやと思いつつ一抹の寂しさを感じてもおりました。そのなかでこの共有を無き物にしてしまうと自身にはもっと大きな疎外感が待ち受けているのではと悩み続け、遂に疲弊してしまったのです。

 

 

TVからの限られた情報しか得ることが出来なかった時代では共有できる情報量も限られており、このような事態にはなっておりませんでした。

 

歳を重ね、生活環境も趣味嗜好も変化していく中で、コミュニティだけは変わらず存在しています。そのメンバー達は、誰かがSNSから拾い上げた情報に対し感情を共有することで関係性を強固なものにしていくのです。

 

 

その情報が不要でありながらも一員として何かしらの責任を果たさなければと思案する中、筆者は情報に選択肢が出来たことが自身の立ち振る舞いの選択肢を狭めつつあることに気が付きました。

 

 

 

筆者と友人はSNSにより広がった世界の対極に位置しているにも関わらず同一コミュニティの一員なのです。

 

 

 

 

 

コミュ力が高いと評される筆者、しかしそれは誰とでも空虚な会話が出来るだけの話であり、実際は広く浅くにも該当しないほど薄っぺらい人間関係をたくさん築いてきました。今思うのは自分にはその程度の人間関係が最適だから無意識にそのような関係性ばかり築いてきたんだなということです。

 

 

そんな人間関係からでも本当に心の内を話せる相手はできるもので、きっと所属コミュニティを抜けてもいくらでも生きていけるのだとようやく思えるようになりました。

 

 

友人も恋人も家族も、それぞれに共同体としての特性があり、それを理解し妥協もしながら折り合いをつけることで生きづらさがすこしずつ解消されていくだと感じております。うまくいかなければ脱退すればいいだけの話です。そのくらいの気軽さをもって人付き合いを続けていこうと決意した次第であります。

 

追記:昨晩、作成中に寝落ちしたためこの記事は12時間にまたがり更新しております。書き出しの内容と更新時間のズレ、ご了承ください。

 

 

 

 

18日目:肥満式ダイエットカレー

レトルトカレー見聞録第18回、今回は「肥満式ダイエットカレー」を紹介したいと思います。一体どこから販売されているカレーなのか、その名を初めて耳にした方がほとんどかと思います。何を隠そうこのカレー、筆者がダイエット用に自作したカレーなのです。

 

 

 

本日朝7時35分、いつもであれば自宅にてzip!を横目に慌ただしく息子の準備をしている時間帯に筆者は保育園へと車を走らせておりました。保育園すぐそばの我が実家に息子の忘れ物を回収に伺ってから登園する予定であったからです。カーナビTVでは普段自宅では絶対に見ることのないTBS重役アナウンサーがトレンドニュースを紹介しており、そんな中聞き捨てならない言葉が聞こえてきたのです。

 

よこすかカレーフェスティバル開催中」

 

 

筆者の胸は高鳴りました。何故ならカレー熱に押され朝から激辛キーマカレーを調理し、朝食&弁当と2連食することに思いを馳せ至高の時を感じていた最中だったからです。

 

運命というのは本当に不思議なもので、ボニーがクライドと出会ったように、りんごとにんにくが出会ったように、筆者とアズミンが出会ってしまったのです。(ただしアズミンが「朝からカレー食べたくなりました」と発言したのを聞いて、彼と筆者のカレーに対する温度差を感じてしまったため一方的に別れを告げましたが。)

 

 

 

これはカレー記事を更新しなければならない!しかし今日はレトルトカレーではなく自作カレーしかない。それならば・・・それならば、自作カレーを紹介しようではないか!!

 

あいにく会社パソコンからの投稿であるために写真をお見せすることはできないが、レシピだけでもお伝えしようかと思う次第であります。

 

では、肥満式ダイエットカレーのご紹介です!

 

材料:

鶏ひき肉          ・・・適量

にんにくすりおろし     ・・・適量

生姜すりおろし       ・・・適量

たまねぎ          ・・・半分

クミン           ・・・適量

トマト(腐る直前)     ・・・適量

カレー粉(ハチ食品推奨)  ・・・適量

一味唐辛子         ・・・一袋

塩             ・・・適量

 

 

 

 

ご覧ください、”適量”の数々。

そうです、料理とは生き物なのです。

日々進化していく料理、二度とは会えない一期一会を大切に、感謝の意とスパイスを噛みしめてこそが神髄であると信じております。

 

 

 

ここまで揃えば8割完成です。包丁とまな板は玉ねぎをみじん切りにしたらお役御免。

腐りかけのトマトはグラップラーBAKIすれば瞬殺です。

 

 

 

では、残り2割の工程を3行でお届けします。

 

1 ひき肉玉ねぎ→にんにく生姜→カレー粉・クミン・一味の順でジュワー

2 トマトをフライパン上でBAKI

3 トマトの形が消え、いい具合に煮えたら塩で味を調える

 

※クミンシードなら一番初め、パウダーならカレー粉と一緒に

※にんにく・生姜は焦がさないため途中投入。粉ものは粉臭さを飛ばす程度に(1分)        

※定期的に混ぜないと焦げるので注意

 

何を隠そうこのカレー、油を使わず、糖質も限りなく低いような雰囲気を醸し出すのです。炭水化物量を意識する程度には糖質を気にするが細かく制限するような食生活にはみじんも興味がない筆者、このカレーは罪悪感を感じることなく食べることが出来、また大量のカプサイシンによる発汗もしくは整腸作用が減量を後押ししてくれているように感じるのです。

 

本来はもっと好みのスパイスを追加してアレンジするのですが、多くのスパイスが虫の息状態だったため唯一残っていたthe most favorite spice・クミンのみを投入し仕上げました。

 

 

熱々激辛カレーを白滝ごはんにかけると、そこはもうR○Z○P。

 

 

運動ではなく食事制限ダイエットがメインなのに”GYM”と騙っているがために減量成功者の多くが安心しきってしまい終いにはリバウンドするという、かの有名なあのGYMを彷彿とさせます。

 

めいっぱい食べたいなら運動しなさい。

 

若かりし頃1日4食食べていてもみるみる痩せていくという奇跡体験をした筆者、その秘密は週5のジム通いであったと頭ではわかってはいるがいかんせん体力と状況がそうは許してはくれず、脳内では上記お告げがリフレインしているなか

 

「いかにして運動せずに体重を落とすか」

 

ばかりを考えて午後のひと時を過ごそうと計画中であります。

 

玉手箱の夢の後

69.9kg

 

筆者の体重でございます。

以前脂肪は財産だと大見得切っておきながら、現在の己の体重に日々戦々恐々としております。筆者、我が夫との出会い→結婚→出産の一連の流れの中で財産を蓄え、気が付くと息子1.5人分を常に背負いながら生きておりました。

 

振り返ると妊娠発覚時でもはや臨月かというくらいまで増加していた体重、そこからの妊婦生活で順調に息子が育ち、妊娠後期には独身時に比べ18kg増加していました。

 

 

 

 

夫婦2人の竜宮城生活を思い返し、郷愁と後悔の念の交わった複雑な思いを抱きながら、高血圧のため早まった入院生活を過ごした日々が昨日のように思い出されます。

 

 

 

思えば、ともに夜遊び好きな我が夫婦が繁華街ど真ん中のマンションに引っ越してから筆者は第二次成長期を迎え、薄給を少しでも形にしようと積極的に脂肪貯蓄に勤しんでおりました。

 

箪笥貯金でもない、銀行預金でもない、誰にも奪われることのない脂肪貯蓄が招いた悲劇は妊娠高血圧症候群という形となって現れたのです。

 

 

 

 

以前申し上げた通りanti-lookismの筆者、丸みを帯びた自身の体をそれはそれは愛おしく感じておりました。

しかし、それは健康を脅かすレヴェルに到達し、最後には緊急帝王切開にて出産となってしまったのです。

 

 

 

 

産後みるみる落ちていった体重に胡坐をかき、どんどん食べるうえで母乳を止めた結果折角14kg落ちたにも関わらず見事にここまで戻ってきたのであります。

 

 

58→68→76→62→69.9 

 

 

これは筆者のここ5年における体重の変移です。(身長163cm)

元々が大きいのは筆者がBMIにおける標準体重ど真ん中を目標にしていたこと、ビッグバスト、筋肉質が影響しております。それにしても振り幅が大きすぎてバブル期の東証為替市場を彷彿とさせるこの体重、そろそろ健康なラインで安定させるべきではなかろうかと心密かに悩んでいました。

 

 

そんななか、遂に我が夫が口を開いたのです。

 

 

「そろそろやばいと思う」

 

 

無駄に高学歴で語彙力が高い夫から、その能力・表現力を奪うまでに筆者の肉体は不健全の塊となっていたのでした。

 

 

 

 

このままでは今年の健康診断で要検査を出してしまう。

幼子残して死ぬわけにはいかない。

 

 

 

 

 

 

筆者、遂に脂肪貯蓄を使う時がきたようです。

北国住みの筆者にとって肉布団を脱ぐのは勇気がいる行為でした。

しかしそうは言っていられません。

健康のため、ひいては我が家の幸せのために、今日ここにダイエット開始を宣言します。

 

 

 

 

 

 

 

更新完了

ようやく更新完了しましたのでご報告いたします。

 

 

記事を書きながら我が家の宦官catsに思いを馳せ、

 

「この子たちは生殖機能を失ってしまった。しかし安住の地と心の安寧を手に入れた。

メスを求めて脱走を試みることもなく、叶わぬ恋に絶叫することもなくなった・・・」

 

と、性犯罪者に対する刑罰は去勢が最も有効ではないかと思った次第でした。

 

 

どうせならもう少しお話しさせてください。

 

どうやら今井メロさんが正社員採用された居酒屋にて紙面上の契約変更を打診され、退職したようですね。居酒屋勤務で土日祝休み、18時まで勤務希望とは、コロナ禍におけるnew standardを打ち出そうと先陣を切って突撃しましたが儚くも散ってしまったようであります。

 

 

 

一向に浸透しなかったリモート飲み会。

 

 

 

長い歴史において、”食事”というのは自身の肉体的欲求を満たすのみの本能行動から精神的欲求を満たす選択的行動へと変化し、その中における居酒屋の役割の大きさを痛感したコロナ禍。

 

厳しい状況下でもお客様の喜ぶ顔が見たいと願い、ギリギリのところで頑張ってきた経営者の方々には頭の下がる思いです。

 

3年ぶりの制限なしGWとともにやってきたのは新しい常識を持った従業員。

居酒屋業界に新しい風(働き方)を吹き込もうと思ったのでしょうか。

ただでさえ疲弊している居酒屋業界の起死回生をかけた大一番、新人類が襲来してきたらたまったもんではないでしょう。オンライン飲み会が浸透しなかった理由はひとえに我々が居酒屋文化には変化を求めなかったことにあるのではないのでしょうか。

 

 

そろそろ思い切り楽しむことに対する罪悪感も薄れ、withコロナ政策の元日常を取り戻そうと皆が前を向きはじめた2022年、我々はリモートワークなる新しい働き方と同時にcovidized generationという新しい世代の襲来に怯えております。

 

都合よく”新しい働き方”を求める労働者。

 

加えて、眠らない街・インターネットで発生する情報の切り取り発信により、一夜にして生まれる被害者と加害者。

 

・・・・・・己の生き方を見つめ直しながらこの動乱の世をいかに生き抜くのかを思案しつつ、会社デスクにて午後寝に勤しもうかと目論む筆者でありました・・・・・・・

 

 

 

告知!!

自宅にて更新中。

 

なぜか打ち込み中は文字が現れず、返還時のみ現れるという理解不能状態になっております。

 

手さぐり状態での更新、誤字脱字はお許しください。

 

実は本日、前回記事の編集をする予定だったのですが、いかんせんこの上場では編集など夢のまた夢、職場の有線の偉大さを実感するばかりであります。 今回、前回記事を編集ししようと思ったきっかけですが、就業時間終了間際に急いで仕上げたため、伝えきれない想いが胸のうちで筆者を責め立てたからであります。 性犯罪を犯さないために多目的トイレで男性用自慰補助道具を使った私の事をどうかお伝えください・・・ 職場併設の24時間開放しているトイレからそんな無念が聞こえてきたのです。 しかしこれでは手探り状態意にそぐわないことを書いてしまいそうだ・・・ 旦那の帰宅を待つか、明日職場にて更新するしか彼の無念を果たすことはできそうにないので、本日はこれにtれドロンしようと思います。

飲んで打って買って~退化した文明の意味とは~

ということで霊長類考察シリーズ第一弾、”退化した文明”をお届けしようかと思います。

 

人類の歴史は文明の進化とは切っても切れない関係にあります。21世紀、人々は石斧ではなくスマートフォンなる怪しげな機械を持ち運び、時にはSNSを用いて間接的に人を殺める技術まで手に入れてしまいました。人権意識は日に日に高まり、しまいには朝ドラの入浴シーンまで”不要な性的描写”として槍玉にあげられるほど。しかし、そんな行き過ぎにも感じる世の風潮も、文明の進化に付随していると考えれば何ら疑問のないものになります。

 

その現代において、未だに酔った女性に乱暴するという事件が後を絶たないというのは人類の退化、ひいては文明の退化を意味しているのではないかと考えたわけです。日本には古来より遊郭文化があり、性産業は一大エンターテインメントとなっておりました。それが明治になり西洋的思想が流入したことで、性に寛容であった当時の日本的思想はなりを潜め処女性が重視されるようになりました。

 

そもそも夜這い文化が存在していたほどのどエロ大国日本において、禁欲的な西洋思想を取り入れるとどのようになってしまうのか。

 

家長制度に代表されるように、近代まで男尊女卑が明文化されていた日本においてそのような風潮が広がることでどのような変化が見られるのか。

 

 

筆者、このように結論付けたのであります。

 

「思考を停止した男子たちが都合よく男尊女卑を持ち出し性犯罪に走る」

 

端的に申し上げます。

モテない男子諸君は脳内女性像を誇大化し、更に男尊女卑思想を強固にすることで女性に対する横暴を正当化するのです。

 

過去の性犯罪者たちの供述を見てみると顕著です。

刀の鞘を追い求めるべく女性に襲い掛かり、逮捕されることでしか自分の認知の歪みを認識できないのです。

前記事の酔っ払いお持ち帰り発言の同僚も然り。彼の脳内では

 

「酔っぱらった女が悪い、あの恰好は誘っている、女のnoはyesの裏返し」

 

と、都合よく変換されていたことが容易に想像できます。

 

考えてみましょう。

 

酔っぱらっている中年男性をぶん殴ったとします。

 

容疑者が「酔っぱらって寝ていたのは殴っていい証。親父の懇願はおかわりの裏返し」なんてほざいたらyahoo!の民のサイバーリンチ間違いなしです。

 

しかしなぜかこれが性犯罪では議論を巻き起こすのです。

男性の潜在意識がそうさせるか、はたまた同等の思考の持ち主が自己保身のためにそうするのか、どちらにせよ日本には一定数のインド的思考の持ち主が存在していることは間違いないのでしょう。

 

筆者は思うのです。

人間特有の”理性”を失ってしまったホモサピエンスは人類の退化の象徴ではないかと。

様々なサービスが発展している現代、インターネットを通じて成人用品を匿名で購入できるほどにまで進化した21世紀において、それでもなお女性の人権を無視し自ずと犯罪に手を染めるという行為はもはや文明を得た人類の行動ではない、と。

 

 

筆者職場には24時間トイレが併設されており、多目的トイレでは定期的に男性用成人グッズがその役目を全うし静かに余生を過ごしております。外灯ひとつない山奥の、肝試しスポットにもされている我が職場のトイレに打ち捨てられている成人グッズを見つけるたび、筆者は人間の果てしない欲求と同時にそれでも人間としての尊厳を保とうとしている見知らぬ殿方の葛藤を感じ取り一人涙するのであります。

 

ー彼は霊長類に成り下がらずにすんでいるー

ー寧ろそういった選択をした自分を誇らしく思ってほしいー

 

 

今回の霊長類は医学科生ということですが、恐らく彼は「女性は医者狙いだろどうせ」「将来有望な俺に抱かれたことを光栄に思え」とでも思っていたのでしょう。その根底には歪んだ女性観と男尊女卑思想が見え隠れ、いや丸裸で存在しています。

 

人間であれば風俗に行くないし文明の利器を借りているものを、霊長類にはそのような発想がなかったのです。プライドだけが邪魔をして。

 

かつてのように遊郭遊びが一つのステイタスであれば、風俗にも気軽に通えることでしょう。しかし社会規範の変化により、風俗遊びは隠すべき恥と考える輩が一定数存在するようになってしまいました。その癖、女性の人権を無視した無償の性行為は正当化しようとします。これは日本に根付いていた遊郭文化の退化が招いた悲劇です。

また、匿名配送により以前より身近になった成人グッズ、それすらも頼まないなど愚の骨頂です。

 

 

これでU○berの置き配を活用していようものなら・・・・・・・

 

 

 

筆者、息子が生まれた際真っ先に考えました。

 

「性犯罪者にだけはしたくない」

 

そのためにはどのように育てていくのが最適解か、答えはまだでていません。

しかし酔っぱらった女性を見たら介抱するような男子に育つことを切に願うばかりであります。

 

飲んで打って買って~退化した文明~

本日3回目の更新、それは我が職場が如何に働きやすい環境なのかを表すのにもはや説明不要でしょう。仕事を一人で抱え込むことで己の存在意義を見出す上司の元1日中yahoo!を嗜む筆者、少しでも孫正義に貢献したく玉手箱記事を小休止し、”本日のyahoo!news”より気になるトピックを取り上げ考察してみたいと思います。

 

記念すべき第一弾は”滋賀医科大生2人を性的暴行の罪で逮捕”です。

 

そうです、まさかの性犯罪です。#me tooに感化されたわけではございません。ましてや今話題の芸能界枕接待に対して意見を申し上げたいなど微塵も思っておりません。

 

第一子の性別が男だったからです。

 

筆者、国内にあるアメリカの大学でアメリカン同級生と刑事司法について学んでおり、

その際よく出たトピックが性犯罪だったのであります。講義では男女問わず性犯罪に対しておのおの意見を出し合う中、性教育後進国民Japaneseの筆者は生身のオブジェのごとく微動だにせず一言も発しなかった苦い思い出があります。そのような経験を持つ筆者、日本人男性の性犯罪に対する意識の低さを実感したのはかつての職場での飲み会後のある出来事がきっかけでした。

 

「いやー二人きりなら持ち帰りできたのになぁー」

 

 

平成も残りわずか、バブル崩壊から始まった激動の時代の終焉においてまさかこのような発言をする霊長類が存在するとは、予想だにしない出来事でした。

 

<酔っぱらった女性=人権なし>

 

そのように考える人種は20世紀で絶滅したと思っていたのです。

 

そうでした、人種じゃなくて霊長類でした、失礼失礼。

 

そうか、人の皮を被った霊長類か、じゃあ人権意識なんて皆無だな。

はい、今、「問題の見える化」したことで自己解決してしまいました。

 

 

 

・・・これでは何故第一子が男子だからという理由で性犯罪を取り上げたのかがまるで繋がらないのではないか・・・?書き手の責任として、最後までやり抜こう・・・

 

おっと、一日の勤務で唯一の筆者担当業務の時間が差し迫っている。続きは後ほどお届けします、こうご期待!

 

そして、ご無沙汰でございます報告2nd ~アラサーの定義~

尻切れとんぼ状態で終了した前記事、その真相は就業中に更新したからであります。

 

この労働意欲の低さはひとえに育休明けということ並びに勤務先関連施設の求人内容をみてしまったことに起因しており、また、文体の統一性のなさは久々にブログを再開するに当たり方向性を完全に見失っていることの隠しようのない証拠です。

 

我がブログはインターネットという果てのない大海原を漂いながら安住の地を求めて右往左往しており、それはまるでバビロン捕囚後世界へと散らばらざるを得なかったユダヤ民族のようであり、そして野良という過酷な運命に晒された猫たちが日々暖かい寝床と食事を求めて街を彷徨う様でもあります。

 

そんな野良にゃんこを保護・収容している県立愛護センターより、新たな家族を迎え早2年半が経とうとしている我が家。釣り帰りに立ち寄った愛護センターにて、塩味の長靴に必死に喰らいついているみけにゃんを横目にゴロゴロ喉を鳴らしていた子猫の黒にゃんが1年後に我が家にやってくるとは・・・。

 

もう譲渡されただろうな・・・そう思い久々にセンターに行くと、あの黒にゃんが立派な成猫になって筆者を待ち構えておりました。

どうやら足に欠陥があるため残留していたようです。ゆくゆくは猫と暮らすべくペット可物件に転居していた筆者は運命しか感じず、この子は我が家に幸運をもたらす福のcatではないかと第六感が訴えているのを体感した直後、気づけば助手席には黒にゃん in the box 状態でした。

 

時は流れ、我が家には3匹のにゃんこが同居しています。黒い子、黒い子が躾けたエセアメショー、黒い子を躾けたキジ白が新たに仲間入りしました。子猫から家族になったのはエセアメショのみ、あとは成猫から迎え入れたはずがどうやらまだまだ成長期のようで、日に日に大型化する様子を見ては種の進化の過程を観察しているような感覚になり、「そうか、あの時感じた6感は<理科嫌いのあなたに生物の楽しさを教えてくれる素晴らしく尊い存在になるでしょう>というお告げであったのか・・・」と実感しております。

 

駆け足で綴ったlost days、一度開いてしまった玉手箱はもう元には戻せません。

アラサー独女も気づけばアラフォー子持ちになりました。

 

え?2019年1月にアラサーで、3年ちょっとでアラフォー?

 

 

これこそが女性の神髄であります。

四捨五入して30ならばアラサーなのです。

 

もともと、agismであったりlookismのような多くの女性の”○○意識”の根幹にある○○概念のようなものは修学旅行先に忘れてきた筆者、敢えて「アラサー独女」と謳うことで俗世に未だはびこる結婚至上主義や若さ至上主義を皮肉っておりました。

 

表面上は生き方の多様化が認められるようになってきた現代、しかし我々昭和50年代~平成初期世代が耳順に達しない限りこのような固定概念が払しょくされることは皆無と考えてよいでしょう。たとえ団塊世代が理解を示したにしても、何かあると

「だからあの年まで独身なんだよ」

と、つきのうさぎばりのお決まりフレーズで相手をお仕置きすること間違いなしです。

こんな世の中を皮肉ろうとアラサーでーす、独身でーすと謳ってきましたが、この度その仮面をタキシードを着た男性に譲り渡すこととなりました。

 

で、それが上記の年齢マジックとはどのような関係が?

 

そうですね・・

私は女性の若さに執着する様を皮肉るため、「四捨五入したら30歳だもん!」精神を活用して3年でアラサー→アラフォーマジックを行ったのです。ただし「アラフォーは39歳からだもん!」説もはびこっているため、その説を使えばアラサー以上、アラフォー未満ということになります。

 

そもそもアラ○○という概念が好ましくない筆者、人生においてアラウンド○○で片づけていいような年代など存在しないと思っております。一年一年、一日一日を刻みながら生きている我々にとって、アラウンド○○は己の人生を粗雑にしているような気がしてならないのです。

 

シミ取り然り、しわ取り然り。

 

生き様が刻まれた顔ほど美しいものはございません。

 

体型もまたそうであります。

 

豊満な体は豊かさの証。

 

戦後日本に肥満体など存在しましたか?

貧困世帯で力士を養うことはできますか?

 

 

脂肪は、お金なんです。

お金をかけて、溜め込んでいるのです。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・その思いが打ち砕かれたのは、妊娠初期検診時であった・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・玉手箱の闇はまだ続く・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

ご無沙汰でございます報告

最後の更新からどれだけの月日が経ったのだろうか・・・

 

世界的に流行病が席巻し、ヨーロッパではまさかの開戦という、まるで大正期にでもタイムスリップしてしまったかのような錯覚を起こしてしまいそうな”令和”の世が訪れてから早4年が経過しようとしている。しかし、皇族の独身女性が自由恋愛を謳歌したうえで非正規労働者の恋人とNYで新婚生活を送っている報道を目にするたびに、「嗚呼、大正ではなく令和なのだな。現人神ではなく、国民の象徴なのだな。」と実感するのである。

 

しかしどこの世界に無職の司法浪人との結婚並びに海外移住を許可する親がいるものだろうか。”次期国民の象徴最有力候補”との呼び声高いご一家ではそのようなことが許されるようであるが、まともな人生設計もできないような男との結婚を許可するような方々を”日本国民の象徴”にするのであれば、対外的に日本人は夢想主義者であると思われても仕方あるまい。筆者が親であれば絶縁案件であることは間違いなしである。

 

・・・かくいう我が夫も”学者・自営業家系に産まれた高学歴社会不適合者”のため、現在に至るまで一般的な社会経験を積むことなく生きてきた人だ。偉そうに人を批判しておきながら、自身もそのような男性を生涯の伴侶として選んだのだ。しかし最大の違いは、夫は富裕層に産まれ蓄えもあり、寧ろ借金まみれの私を援助してくれたことである・・・

 

と、ここで気づく。私の発言の根底には無自覚の性差別が含まれている、いや含まれているのではなくそれにより構成されているのではないか、と。「男性は安定した職に就き女性を支える」という潜在意識のもとにK室を批判しているのではないか・・・?

 

恐らく全読者は思っただろう、お前の夫はどうなんだ、と。全読者が思ったに違いないその疑問、結婚時一番に感じていたのは筆者なのである。

 

幸い我が夫は社会不適合者専任職”非常勤予備校講師”として働きながら自営でウェブデザイナーもこなすバイタリティ溢れる働き盛りである。筆者との共働きで、身の丈に合った生活を営んでいる。たとえ夫婦とも正社員ではなくとも、だ。

 

そのため筆者は産後間もない身でありながら家計を支えるため夜勤をしたが、これがまた非常にいい経験となったと実感している。社会の流れに反して副業を認められていない薄給企業戦士たちが素性を隠して働くにはうってつけな職場では、目元のみ確認できる作業服に身を包み己を隠すこと必須のため、安心して社則違反が出来るのである。

 

・・・そこはもう副業を禁じられている労働者たちのパラダイス・・・

 

個人を特定できない恰好でひたすらに惣菜を仕込むその姿には、「AIには到底到達できやしない人間のみに与えられた特権職」に対する誇りが垣間見え、将来の転職先はやはりカレー屋しかないと実感したのであった。

 

                                                                                                                    to be continued..

 

 

 

 

 

 

17日目:明治・男の極旨黒カレー

レトルトカレー見聞録第17回、今回紹介するカレーは「明治・男の極旨黒カレー」です。

 

正月は朝から飲酒許可が出ていた筆者実家、その因習に従うべく毎日のようにモーニング水割りを頂きもはや体力の限界。鋭気を養おうと元気一発なカレーを求めこの度こちらのカレーにたどり着いた次第であります。お疲れ気味な男性にはお馴染みのマカ、アラサー女にどのような効果をもたらすか…??

 

では、パッケージ考察。

 

f:id:retort-curry:20190104093048j:plain

 

ブラック&ゴールドで構成されているパッケージはまるでかつて一大帝国を築いた誇り高いアンデス高地の勇者たちのよう。黒と白のcurry and rice は険しいアンデス山脈dead or aliveを模しているかのようで、寒冷な高地の気候に翻弄されながらも一大文明を築いた彼らの苦難が表現されています。お疲れのアラサー女の五臓六腑を癒してくれること間違いなしだと強く確信。また焦がしにんにく油という味覚&嗅覚に作用する劇薬の疲労回復効果にも期待したいものです。大き目鶏肉に期待しつつ…

 

では、考察。

 

f:id:retort-curry:20190104093341j:plain

 

f:id:retort-curry:20190104093402j:plain

 

この黒さは黒ゴマの成せる業なのだと納得。背面まで黒と黄色、白で統一している明治様の気合に「これはチカラみなぎる旨さだろう」と弱った胃腸をさすりながら期待値が上がります。こちらのカレーも小麦粉は使用せず作り上げているようで、よりマカマカしたカレーを楽しむことが出来るのではないかと推測。

 

原材料からひしひしと感じるJIYOUKYOUSOU様、様々な欲が停滞気味のアラサーに活力を与えてください!!…しかしマカというのはアンデスの高地で逞しく生き抜く強い生命力を持つ強靭な植物なのだな…オットピン、ノコギリヤシに並ぶ男性ご用達食品なのも納得。マカよ、オラに力を!!お菓子の明治はカレーで花開く、前回の銀座カリーでそのように感じた気持ちは嘘じゃないと証明したい…そんな筆者の思いを乗せて、「明治・男の極旨黒カレー(180g)」

 

いざ、実食。

 

f:id:retort-curry:20190104093353j:plain

 

これはエチオピアカレーに引けを取らない重さのルー。ぼてっとした真っ黒なルーは筆者に「デート中だけど欲望に負けてイカ墨パスタ頼んじゃった…」時のような食欲に負けた女性の複雑な、しかし抑えきれない欲求を呼び起こすものでした。

 

筆者は自宅にて食すので問題ないのですが、殿方との会食中に滋養強壮を求めてマカ入り黒カレーを頼みいざ配膳された時には「冷静な胸の高鳴り」という相反する精神的及び肉体的反応に戸惑うことでしょう。きっと殿方はあなたの注文時にその反応を体験しているはずです。これは間違いなく「男の極旨黒カレー」。女子は購入する際レジにて air iPhone することをお奨めします。

 

f:id:retort-curry:20190104093437j:plain

 

では一口目。ジンジャーの風味と辛さ、その中に感じる甘味。これはたまねぎでしょう。ルーの質感及び原材料ランキングからも玉ねぎの量が推し量れます。具材は大き目鶏肉3つですが重めのルーのお陰で物足りなさは感じず寧ろ満足度が高い仕上がりに。胡椒が効いた意外としっかりとした辛味も相まってご飯が増々すすむ君です。

 

…一刻も早く頂きたいという欲望に負け考察が甘くなってきている最近の自分に喝を入れてくれる人を募ろうと、友人にこのブログを見てもらったら「全体的に狂ってる」という評価を頂いた2019年新春、今年も誠心誠意カレーを頂いていくことを決意した筆者は次なるカレーのために今日もハンドルを握りしめる…

spocered link